早希ちゃんの作業療法に行ってきました。
目次
1.作業療法(OT:Occupational therapy)とは
作業療法とは、障がいのある人を対象に日常生活を行うために必要な身体的能力の回復を目的とした治療です。
治療は、様々な作業などを行い身体能力の回復を行います。
リハビリテーションの一つとなります。
ダウン症児の場合は、回復というよりも日常生活を行うために必要な身体的能力を身に付けるためといった方が良いでしょう。
作業療法を行うのは、作業療法士の先生です。
作業療法士は国家資格です。
作業療法士となるためには、専門学校卒業後に作業療法士国家試験に合格する必要があります。
2.早希ちゃんの作業療法
早希ちゃんは、ダウン症の親の会を通して、定期的に作業療法(OT)に通っています。
今日の訓練です。
①風船を使ったバトミントン
風船を使ったバトミントンを行いました。
早希ちゃんは猫背のため、姿勢を正すための訓練ということでした。
風船が私の方をめがけて飛んできました。
早希ちゃんは面白いらしく、なかなか止めず次の訓練に入れません。(笑)
②左右の靴を正しく履く
早希ちゃんは、靴を履くとき左右が逆になってしまうことが多いです。
そのため作業療法士の先生からは、靴の中敷きに模様をつけて左右が分かるようにしたら良いといったアドバイスを頂きました。
写真では、先生が紙に描きましたが中敷きにハートのように内側に色を塗ると良いそうです。
実際に紙の中敷きを靴に入れて早希ちゃんに履いてもらいましたが、直ぐには上手くいきません。
しばらく自宅で練習が必要です。
③シャツの前後ろを間違わずに着る
早希ちゃんは、シャツを着る際、前と後ろを逆にして着ることがあります。
先生のアドバイスでは、シャツの後ろに印をつけるというものでした。
④スプーンの持ち方を治す
早希ちゃんは食事をするときスプーンの持ち方が良くありません。
先生からは、まず猫背を治す必要があるということでした。
これには、先程のバトミントンが良いそうです。
ボールを上からスローインするように打つのが良いそうです。
その他、雑巾がけも良いそうです。
雑巾がけするとき、くびを上げる動作が良いそうです。
まだまだ早希ちゃんにはできないことが多いですが、少しずつ出来るようになっています。