ダウン症を持つ早希ちゃんのお兄ちゃんは、現在、中学校2年生です。
夏休みの作文の課題は、「人権について」です。
長男は、時事問題に興味があり、よく池上彰さんの番組を見ているため、それなりに詳しいようです。
たまにうんちくを語ったりしています。
どんな作文を書いたのかと思い興味津々で見てみると、
「人権とは生命を保証され、自由、名誉などを享受する権利」と書かれていました。
内容については次の事柄について書いていました。
- 黒人差別の問題
- ホロコースト
- ハンセン病の隔離政策
- 広島、長崎の原爆投下
障がいを持った早希ちゃんのこと、ダウン症については書かないの?と妻が言ったところ、長男は、次のように答えたそうです。
「早希ちゃんは、不当な扱いを受けていないから」
意外な長男からの言葉に妻はびっくりしたと言います。
確かに早希ちゃんは、障がいを持っていますが、現時点では不当な扱いは受けていません。
長男から見ると早希ちゃんも含めダウン症は、不当な扱いは受けていないように見えるのでしょう。
長男の真っ直ぐなところにとても感心しました。
これからもこのまま育ってくれると良いと思います。