先日、発達が良いダウン症児の親御さんの講演会でも聞きましたが、発達が良いダウン症児だからある差別があります。
以前から聞いたことがありますが、例えば、健常児とほとんど変わらないため、小学校の普通学級を希望したところ、教育委員会からダウン症という理由だけで希望が通らなかったというものです。
今は親が強く希望すれば通るようですが、以前は、通らないこともあったようです。
ダウン症=知的障がいという先入観があるためであると思いますが、知的に問題がないにも関わらず、普通学級に入れてもらえないのです。
このようなことは、小学校の普通学級だけではありません。
例えば、高校入試の際、ダウン症という理由で試験の申込みができないという話も聞きました。
さらに試験が受けられたとしても、面接で落とされることもあるようです。
外見的な特徴的でダウン症と分かったからでしょうか。
就職時も同じことが起こります。
やはりダウン症というだけで落とされてしまうのです。
これらのことは、次の記事に書きましたが障害者差別解消法で禁止されている事項と考えられます。
この法律は、障害を理由とした差別を禁止するものです。
知的に問題がないのであれば、ダウン症という理由だけで排除してはいけません。
もし、このようなことが今でもあるとしたら、弁護士と相談するのが良いと思います。