東京都のお寺で初詣のベビーカー自粛についてニュースになっていました。
このニュースのタイトルだけ見ると、幼児とともに参拝する方にも配慮するべきという意見が出てきてもおかしくはないと思います。
このお寺は、2年前まではベビーカーを優先にしていたそうです。
その後、ベビーカー1台に5~10人の家族が一緒に通り、ベビーカー専用通路を参拝し始めたそうです。
参拝には1時間も待つため、不公平感を持った他の参拝客と寺側ともめたようです。
また、ベビーカーがあれば優先されるということが知れ渡って小学高学年の子供をベビーカーに乗せて参拝する方も増えたそうです。
そして昨年(2015年)、お年寄りがベビーカーにつまづき、けがをしてしまったようです。
幸いにも軽傷だったそうですが、警察から要請によりベビーカーの自粛となったようです。
モラルが欠如した一部の参拝客のために多くの方が不利益となったよい事例だと思いいます。
お寺側のベビーカーの自粛についてはよく理解できます。
ここで優先されることは、安全が第一です。
お寺側としては、単にベビーカーの自粛と看板に書くだけでなく、そのような事態になった理由も書けば、大事にはならなかっただろうと思います。