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普通級15人に1人、発達障害のある子供向けの教育とは?


目次

1.通常学級において特別な支援が必要な児童の割合は?

文部科学省は2012年に「通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査」を行いました。

調査の目的は、通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒の実態を明らかにすることです。

その結果、知的発達に遅れはないが学習面又は行動面で著しい困難を示す児童生徒の割合が6.5%(15人に一人)であることが分かりました。

 

表1 知的発達に遅れはないものの学習面又は行動面で著しい困難を示すとされた児童生徒の割合

選択肢 推定値
学習面又は行動面で著しい困難を示す 6.5%
学習面で著しい困難を示す 4.5%
行動面で著しい困難を示す 3.6%
学習面と行動面ともに著しい困難を示す 1.6%

 

引用 文部科学省調査(平成24年12月5日) 通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について

普通級の生徒のうち、15人に一人特別な教育支援が必要ということを示しています。

2.学校は特別な支援が必要と判断していない?

設問「校内委員会において、現在、特別な教育的支援が必要と判断されていますか」に対する結果は、下記の通りです。

 

図 設問「校内委員会において、現在、特別な教育的支援が必要と判断されていますか」に対する回答

 

上記のことから各学校の校内委員会が支援の必要性の判断に関与していない可能性があります。

このため、児童の指導が十分ではない可能性があります。

報告書では、指導方法の工夫改善を進めることが必要と述べています。

 

3.発達障害のある児童に対する教育の課題

発達障害のある児童には、以下のような課題があると言われています。

  1. 口で言っても指示通りに動けないが、文字で示すと指示通りに動ける
  2. 癇癪を起すなど感情のコントロールがうまくできない
  3. 学習に自信がないなど意欲が低下する

このような課題は、発達障害についてよく知らないと「努力が足りない」、「しつけが出来ていない」と誤解されがちです。

しかし、これらの課題は、本人のみで改善することは困難なものです。

4.発達障害に対応した教育支援とは

発達障害のある児童に対する教育の課題に対応した支援として、コンピュータやネットワーク(ICT:情報通信技術)の活用による効果が期待されています。

文部科学省 学校教育 - 発達障害のある子供たちのためのICT活用ハンドブック

例えば、コンピュータを使い次のような支援が考えられます。

読むことが困難 教科書を音声で聞く
書くことが困難 キーボード等で入力する
言葉で伝えるのが困難 絵カード、音声で伝える
説明が理解できない 映像、文字を使う

このようにコンピュータやネットワークを活用することで発達障害ならではの困難さを取り除くことが出来るようになります。

 

5.e-ラーニングの活用

ここでおすすめしたいのは、対話型アニメーション、インターネット教材「すらら」です。

「すらら」は、日本eラーニングアワードにおいて、2012年、教育部門の最高峰である「日本eラーニング大賞 文部科学大臣賞」を受賞しました。

色々な感覚を使って学習することができます。

発達障害ならではの困難さを取り除き、学習することができます。

①特徴

●見て学ぶ
アニメーションなのでとても分かりやすい

●聞いて学ぶ
声優さんの声で説明するため聞き取りやすい

●書いて学ぶ
記述する形式の演習問題

●読んで学ぶ
1問回答するごとに解説

●楽しんで学ぶ
ハマるゲーム的な要素の数々

 

2013年に「すらら独自のつまずき診断システム」に関する特許取得を取得しました。
これは、間違えた問題に対し、各児童が苦手なポイントを分析して重点的に復習させるといった革新的なシステムです。

国内外の学会では、すららネットの膨大な学習のログデータを使った研究発表も行われています。

地元現役学習塾講師の手厚い学習のフォローも付きます。

②対象者

小学校5年生~高校生までです。

 

申し込みは、こちらから。

資料請求もできます。

 

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