健常児の親がダウン症児を持つ親と話をするとき、次のよう話をすることがあると思います。
- 大変でしょう
- ダウン症児は親を選んで生まれてくる
- ダウン症児は天使の子
健常児の親の方は、ダウン症児を持つ親と共感したい、味方になりたいと思い気を使っていっていると思います。
そういう気持ちはとてもありがたいことだと思います。
しかし、これが逆効果となる場合が多いと思います。
一言で言うとダウン症児を育てる大変さは当事者でないと分からないということです。
「大変でしょう」と言われても、「本当に分かって言っていないでしょう」と内心、感じるのではないでしょうか。
大変さを知っているため、ある意味、健常児の親よりも経験値が高いと思います。
むしろ、そのような経験値が高い親に対しては、以下のような前置きを述べるのが良いと思います。
- 私には到底理解しえないと思うけど・・・
- 私には経験がないので分からないと思うけど・・・
そうすれば、受け入れられると思います。
ちなみに私の周りでは、「大変でしょう」などの言葉を言う方は、今までいませんでした。
そもそも娘の話は、言う必然性がないため、ほとんど話題にはしません。
相手の方も、特に娘の話に触れることもありません。
特別な意識もせず普通に接してくれている方がほとんどです。