以前、日本ダウン症協会の代表理事である玉井先生が次のように言われていました。
学生にいつも言っているそうですが年上のダウン症のある方には「さん」付けで呼びなさいと。
(玉井先生は、大正大学の教授もされています)
コミュニケーションが苦手なダウン症のある方が多いですが、そういう方を子ども扱いした態度で接するのは良くないということです。
誰だってプライドはあります。
ダウン症のある方は、コミュニケーションが若干苦手であっても、相手が言っていることは良く理解しています。
まして年下の人から、子ども扱いされたらプライドが傷つくでしょう。
このことは、大人のダウン症のある方に限った話ではないと思います。
例えば小学生のダウン症児を赤ちゃんのように扱ったらどうでしょうか?
嫌な気持ちになるでしょう。
うちの早希ちゃんは、現在、10歳です。
言葉はまだ言えませんが、私たちはしっかりと言葉で話しかけています。
言葉が言えないからといって赤ちゃんのような扱いはしません。
もし、そのような扱いをしたら早希ちゃんは、おそらくそっぽを向くでしょう。
健常児と同じように年齢に応じた接し方をしたいものです。