私たちのダウン症のある早希ちゃんは、とても体が柔らかいです。
足を頭に後ろに持って行けるくらいです。
中国雑技団の子供たちのようです。
ダウン症児は、体が柔らかいと言われています。
なぜ柔らかいかというと、ダウン症の特徴の一つである筋肉の筋緊張が低下しているためです。
筋緊張とは、筋肉の力、固さのことです。
ある論文では、以下の関節の関節可動域について調査した結果、健常児と比べてダウン症児の場合、関節可動域が大きかったそうです。
- 手関節背屈
- 股関節屈曲
- 足関節背屈
この筋緊張の低下は、体が柔らかくなるだけでなく運動能力の遅れにもつながります。
早希ちゃんは、健常児と比べて歩き出すのは遅い方でした。
それでは、どうしてダウン症児の場合、筋緊張が低下するのでしょうか。
いろいろ調べましたが、記載された論文等は見つかりませんでした。
筋緊張が低下する原因は、よく分かっていないのだろうと思います。
筋緊張の低下は、運動能力の遅れにつながると述べましたが、藤田弘子さんの「ダウン症児の赤ちゃん体操」により改善を図ることが出来るようです。