障がいに関する未来を予想して見たいと思います。
あくまで私の未来予測です。
実際にそうなるかどうかは分かりません。
障がい者を取り巻く教育の環境は、大きく変わると思われます。
未来の学校
未来の学校については、ダウン症に限らず、障がい全体について予測したいと思います。
障がいがあるかないかに関わらず、子供のさまざまなニーズに応えられる教育を選択できるようになります。
これは、障がいがある、ないで教育を分けるのではなく、子供一人ひとりのニーズによって受ける教育を選択できるという意味です。
科目ごとに子供一人ひとりのニーズに応えられるような教育が用意されます。
より進んだ教育を受けたい子供は、発展した内容の授業を選択したり、基礎をじっくり学びたい子供には、そういった授業が選べるようになります。
ITの進歩により、授業を受ける側も大きく変わります。
例えば、耳が聞こえにくい子供には、学校の先生の言葉をリアルタイムで電子黒板上に文章化して表示されます。
会話が不自由な子供は、素早く文章を組み立てて音声で読み上げる機械で会話ができるようになります。(今でもある程度出来ます)
もしかしたら脳波を機械が読み取り、その脳波を言葉に変換することが可能になるかもしれません。
またはAIが子供の表情や身体の状況から判断し、その子供が何をして欲しいのかなどをかなりの精度で伝えられるようになります。
このようにして先生や同級生たちとの意思疎通が容易になるかもしれません。
また、手足が不自由な子供は、手足に装着型ロボットを身に着けることで健常児と同じような学校生活が送れるようになります。
どうしても学校に通うことができない子供は、ネットを介した在宅教育が可能になります。
家に居ながら学校の授業が受けられるようになります。
VR(仮想現実)の技術を使い、あたかも目の前に先生がいるかのような授業を受けられるかもしれません。
このようにITを最大限に使って障がいとなっている能力を補い、本来の能力を100%引き出せるようになります。
このような時代には、障がいは、障がいではなくなるでしょう。
そしてより豊かな学校生活を送ることが出来るようになるでしょう。
そしてインクルーシブという言葉自体が当たり前すぎて過去のものになるでしょう。
補足
個人的には、障がいとなっている能力の全てをITで補うことは、少し考える必要があると考えます。
それは、その子供の能力の発達を阻害する可能性があるためです。