医療技術が進んでいなかった以前、ダウン症児は、生まれて間もなく合併症で命を落とすことが多かったようです。
そのためか、10歳以下で命を落とすダウン症児は、40%もいたそうです。
この合併症がダウン症を持っている人たちの全体の寿命を短くしていました。
特に心臓系の疾患で亡くなるダウン症を持った人が多かったようです。
50年前までダウン症を持っている人の平均寿命は、10歳前後と言われていました。
しかし、医療技術が進み、合併症で命を落とすダウン症を持っている人が少なくなったことから、現在、平均寿命は、60歳前後と言われています。
おそらく、これからも伸びていくだろうと思います。
ダウン症を持っている人で今まで最も長く生きた人は、何歳まで生きたのでしょうか?
その前に、人は何歳まで生きられるのでしょうか?
今まで最も長く生きた人は、ジャンヌ・カルマンさんです。
この方は、健常者です。
122歳まで生きました。
1875年2月21日に生まれて1997年8月4日に亡くなっています。
1875年は、日本では明治8年になります。
勝 海舟が生きていた時代です。
かなり昔です。
人が生きられる寿命の限界は、120歳と言われています。
この寿命の限界は、今後、伸びることはないそうです。
ジャンヌ・カルマンさんは、人の寿命限界まで生きたということでしょう。
ところでダウン症を持っている人で今まで最も長く生きた人は、ジョイス・グリーンマンさんです。
いろいろ調べましたが最後の記録(2012年)では、87歳でした。
その後の記録がないため不明ですが、少なくてもギネスブック上、ジャンヌ・カルマンさんがダウン症を持っている人で最も長く生きた人です。
現在、日本人一般の平均寿命は、男性は81.09歳、女性は87.26歳です。
日本人と比較してもジャンヌ・カルマンさんさんは、男性の平均寿命を越しています。
ダウン症を持っている人の平均寿命および最高齢は今後も伸びていくだろうと思います。
平均寿命は、70歳を超えることでしょう。