よくあるダウン症に関する4つの誤解についてご紹介します。
目次
1.ダウン症者は短命なの?
昔は合併症で亡くなることが多かったため、ダウン症者の平均寿命を下げていました。
しかし、現在では、合併症が治療できるようになったおかげで平均寿命は大幅に伸びています。
日本では、ダウン症者の平均寿命は50歳を超えていると言われています。
現時点(2017年)において、ダウン症者の最高齢は、ロンドンに住むジョイス・グリーンマンさんの87歳です。
よって決して短命ではありません。
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2.ダウン症者はみんな知的障害になるの?
ダウン症者の平均知能指数は、概ね50くらいです。
しかし、ダウン症者によってばらつきがあり、中には四年生大学を卒業された方もいます。
鹿児島女子大学 英語英文学科(現:志学館大学)を卒業された岩元 綾さんが有名です。
彼女は、英語が堪能で翻訳などを行っているようです。
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3.ダウン症者の顔はみんな同じなの?
ダウン症者の顔は、みんな同じに見えると言われることがあります。
一般的にダウン症のある人の顔貌の特徴は次のように言われています。
•特徴① 顔が平べったい
•特徴② 目がつりあがっている
•特徴③ 深い二重まぶた
•特徴④ 鼻が低い
•特徴⑤ 耳の上の部分が折れ曲がっている
•特徴⑥ 舌が長い
しかし、特徴が似ているだけで、個々のダウン症者の顔は決して同じではありません。
また個人差があり、特徴も全て表れる訳ではありません。
そういう特徴はありますが、どのお子さんもとてもかわいいと思います。
同じ顔かと聞かれれば、それぞれ顔は個性があり違うと私は思います。
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4.ダウン症児を育てるのは大変なの?
ダウン症者は、比較的育てるのは大変ではないというのは、私の考えです。
何かの合併症などがあり大変な家族がいるかと思います。
しかし、基本的にダウン症者は、性格は穏やかで、争いごとは嫌いな人たちです。
性格的な面で育てやすいと思います。
また成長は、健常児よりもゆっくりですが、言葉など健常児が出来ることは、ダウン症児もいずれ出来るようになります。
成長がゆっくりなことは、可愛い時期が長いということです。
9歳の早希は今でも可愛いです。