ダウン症のある子供が生まれてしばらくは、受け入れられない状況が続きます。
人によっては数か月だったり、1年だったり、数年だったりします。
特にお母さんは、周りのお母さんたちがどのように思っているのかについてとても過敏になっています。
そういったときに、他の方が気を使って声を掛けてくれても、その言葉に逆に嫌な思いをする方も多いと思います。
他の方が声を掛ける場合、次の3つのパターンがあります。
- 励ます
- 憐れむ・同情する
- 避ける
目次
1.励ます・元気づける
励まそう、元気づけようとして、以下のようなことを言う人がいります。
- 「ダウン症児は天使の子だから」
- 「ダウン症児は親を選んで生まれてくる」
- 「今はダウン症でも育てられるから」
- 「○○さんなら育てられるから」
これらの言葉は、受け取った側からすると今、自分は励まされなければいけない状況するんだと感じる方が多いと思います。
逆に落ち込ませることになるため、このような言い方はしない方が良いでしょう。
2.憐れむ・同情する
次のような言葉を言う人もいます。
- 「大変だったね」
- 「今は大変でもきっと楽しいときが来るから」
このような言葉も受け取る側からすると上から目線で言われているようで嫌な思いをする方が多いと思います。
3.避ける
どう接してよいか分からないため、避ける方もいると思います。
まだこの方がましかも知れません。
しかし、気を使って避けていることが分かってしまうと、こちらが悪いことをしているように思ってしまい嫌な気分になります。
4.否定的なことを言う
「出生前に検査はしなかったの」
などのように言うことも、本人を責めることになるため良くありません。
ますます落ち込ませることになります。
5.ではどう接すればよいのか?
凄く当たり前のことですが、普通に接すればよいと思います。
特別なことは何もしなくて良いのです。
他の子供の親に接するのと同じようにすればよいのです。