9歳 9歳(支援学校転校)

小学校から特別支援学校への転校

早希ちゃんは、今、9歳です。

小学校3年生です。

来年、4月から特別支援学校に転学する予定です。

健常児と同じ環境で育てたいという思いから、健常児が通う幼稚園、小学校に通わせました。

ダウン症専門医のアドバイスもあり、早希ちゃんを健常児のいる環境に入れました。

健常児もそうですが、誰でも子供の頃は学校の先生からではなくお友達から色々学んでいます。

早希ちゃんもそうだと思います。

お友達の真似をして色々と学んでいるようです。

早希ちゃんにとって健常児は最高の先生だと考えています。

今の早希ちゃんは、まだ喋ることが出来ません。

トイレもひとりではいけません。

しかし、これは想定していなかった事ですが、健常児とのふれあいの中でお互いにメリットがあることに気づきました。

それは、早希ちゃんにとって健常児とも普通に一緒に遊べるようになっていることです。

もし、最初から支援学校に行ってしまうと健常児との接点がなくなってしまいます。

小学校1年まで普通級にいたため、今でも早希ちゃんを他の生徒が見かけると声をかけてくれます。

たまに元のクラスに行くと、クラスのみんなが「早希ちゃんだ!!」と言って喜んでくれます。

また、早希ちゃんは喋ることはできませんが、その代わり、自分の意思を身振りなどで伝えてお友達に助けてもらう術を身につけたようです。

決して健常児といることで喋る能力などが向上した訳ではありませんが、自分の持っている能力を最大限に生かし、コミュニケーションをとる方法を身につけたのだと思います。

これは健常児と一緒にいないとこのようなことは出来なかっただろうと思います。

 

一方、健常児にとってもメリットがあるように思いました。

小学校1年から早希ちゃんと一緒の生徒は、障がい児に偏見がほどんとないことです。

小学校小学校1年生のとき初めて早希ちゃんを見たとき、他の子と違うなとは思ったに違いありません。

しかし、日常、一緒にいることで早希ちゃんの存在を認め、クラスに溶け込み、特別な存在ではなくなったのだと思います。

早希ちゃんがクラスで何かしでかしても、「早希ちゃんだから」といて笑って許してくれるところがあります。

これには、学校の先生の指導もかなり影響していると思います。

先生は、どちらかというと厳しい方で間違ったことは許さずにきちんと叱ります。

早希ちゃんと一緒だった生徒は、おそらく障がい者に対する偏見はこれからも持たないだろうと思います。

小学校での3年間は早希ちゃんにとって非常に意味があったものであったと確信しています。

このまま6年生まで小学校に通わせる方法もありましたが、早希ちゃんが楽しく過ごせる環境としては、特別支援学校の方が充実しています。

特別支援学校に移っても、また元の小学校にお邪魔することもできるようなので、来年の4月から転校する予定です。

特別支援学校では、早希ちゃんにとって楽しいことがたくさん待っていることでしょう。

 

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