前日、大きな総合病院に行った際のことです。
私の隣に親子らしい人たちが座っていました。
父親は、「○○ちゃん、絵本持ってきた?」と言ったように子供に話しかけていました。
しかし、親と思われる人は、年齢は80歳代くらいに見えます。
子供と思われる人は、可愛らしい女の子の服を着て、頭には、リボンを付けています。
話し方からは、最初は子供のように思えましたが、どうも60歳は超えているように見えます。
話し方から恐らく、障がいを持っているのだろうと思いました。
親は、何度も「もっと早くくればよかったね」と繰り返し言っています。
この病院に来るということは、ある程度、症状が重いということです。
ちなみに私の場合は、過敏性肺炎です。
以前、このブログでも紹介しました。
経過観察ですが、特に症状が出ている訳ではありません。
さて親子の話に戻します。
私が気になったのは、娘の方です。
万が一、父親に何かあった場合、娘はどうなるのか。
この親子は、おそらく一緒に暮らしているのでしょう。
将来、娘さんは、一人で暮らしていけるのだろうか。
そんなことを考えてしまいました。
先日、観たETV特集「親亡きあと、我が子は・・・」では、障がいを持った人が行くグループホームは、1割の人しか入れないと言います。
年老いた親と障がいを持った子供は、ぎりぎりのところで生活しています。
貯金もほとんどないかもしれません。
将来の不安を感じつつ、あまり考えないようにしている。
そういった人たちが多いようです。
いろいろ考えさせる親子でした。