先日、朝日新聞に「インクルーシブ教育」について掲載されていました。
「インクルーシブ教育」とは何かですが、wikipediaには、次のように書かれています。
インクルーシブ教育とは、人間の多様性の尊重等を強化し、障害者が精神的および身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能にするという目的の下、障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組み。
wikipedia インクルーシブ教育
この「インクルーシブ教育」は、普通学級において健常児と障がい児が共に学ぶことと言われています。
「インクルーシブ教育」の考え方のもとに普通学級に障がい児を入れるケースが増えています。
しかし、普通学級に障がい児を入れることが「インクルーシブ教育」ではないという意見が新聞に書かれていました。
障がいがあるかないかに関わらず、それぞれの子供に応じた教育を選べる環境こそが「インクルーシブ教育」なのではないかということです。
授業の内容、形態を多様化し、それぞれの子供が適した授業に参加するというものです。
日本は画一的な人間を育てるために画一的な教育を行っているのが現状です。
でもそれで個々の子供のニーズにあった教育は明けられているのでしょうか。
ゆっくりな授業だったり、少人数制の授業だったり、いろんな授業があって選べるのが良いというのです。
ダウン症児だからといって全ての授業についていけない訳ではありません。
例えば、体育、音楽は健常児と同じクラスでも良いのではないでしょうか。
算数が苦手な子は、健常児、障がい児関係なく、ゆっくりな授業を選択できるとよいのではないでしょうか。
障がい児だから授業を区別するのではなく、健常児、障がい児関係なく、その子にあった授業を選べることが理想的であり、これこそが「インクルーシブ教育」なのではないかと思います。