ダウン症者の中で才能を開花させる人が多くいます。
書家、画家、音楽家などさまざまです。
テレビで活躍されている人もいます。
その中の一部の人はこのブログでも紹介しています。
その人たちは、障がいの程度が軽いかというと必ずしもそうではありません。
コミュニケーションを取ることが苦手な人もいます。
障がいの程度と才能は関係ないのかもしれません。
そして、ダウン症者が書くもの、奏でるものなどは、すべて特別な価値があります。
ダウン症を持った人ならではの独特な世界観があります。
それは、すべてのダウン症者に当てはまります。
何かしら才能を発揮できる可能性をすべてのダウン症者は持っているのです。
そしてここから重要です。
将来、自立することを考えた場合、何かしら商売に結び付けられる才能を発揮することが大事です。
既に誰かが天才〇〇のダウン症者として有名になっている分野は、競争率が高いため、避けたほうがよいと思います。
まだ誰も手を付けていない分野でオンリーワンを目指すのがよいでしょう。
オンリーワンであれば、天才〇〇になれるチャンスがあります。
天才〇〇のダウン症者という言い方を敬遠するひともいますが私は「ダウン症」は一番のアピールポイントです。
ダウン症部門のように考えれば良いと思います。
このような話は、いつもお世話になっているダウン症専門医からアドバイスを受けました。
以前、ダウン症専門医が私たちにアメリカのダウン症児が撮った写真を見せてくれました。
世界初のダウン症者の写真家ということです。
ダウン症専門医は言いました。
「このような写真は、実は日本のダウン症者でも撮っている。
しかし、世の中に広めていなかったため、世界初にはなれなかった。
最初に世の中に広めないとダメ。
日本人は積極的にアピールすることが下手」
本当のその通りだと思います。
最初に広めたもの勝ちです。
積極的にアピールするべきでしょう。
金澤翔子さんがそうです。
金澤翔子さん以外にも才能があるダウン症を持った書家はいますが、知名度では金澤翔子さんがダントツです。
ところで商売と書くとやましいと思われがちですが、私たちは何か価値のあるものを作り出すことで対価を得て生きています。
健常者がやってダウン症児はやってはいけないということはありません。
どんどんやるべきです。
そして私はすべての障がいを持っている人が世の中に価値のあるものを作り出せたら良いと考えています。
すべての障がいを持っている人が自立できる世界が来て欲しいと願っています。