日本の障がい児に対する教育は、分からないだろう、できないだろうという思い込みが前提となっているようです。
ダウン症児は、個人差が大きく、特に知的障がいの程度が軽い児童は、過小評価されていると言っている人もいます。
米国において障がい児は、時間さえかければ、健常児と同じように分かるはず、できるはずと考えています。
そのため、障がい児に対する教育は、特別なプログラムを組んで時間をかけて健常児と同じ水準までもっていく学習をさせています。
次のNHKハートネットTVの記事にも同じようなことが書かれています。
知的障害者にも知的な学びを その2 愛情のこもった手作り教材
この記事には、特別支援学校の教育に疑問を持った国立民族学博物館教授の信田敏宏さんについて紹介されています。
信田さんは、特別支援教育の考え方に疑問を持っているそうです。
信田敏宏さんは、今の特別支援学校では教科学習が軽んじられていると言います。
生活指導や集団活動に多くの時間が割かれて教科学習の時間が少ないと信田さんは述べています。
ゆっくりと学びたいと思う人は多いようです。
そういった要望に応えるために信田さんは、「みんぱくSama-Sama塾」を開講しました。
この「みんぱくSama-Sama塾」は、国立民族学博物館内で開講しています。
教材は、信田さん夫妻が作成しています。
ゲーム形式、クイズ形式のような教材のようです。
ところで信田さんのお子さんはダウン症を持っています。
信田さんの子育てについてまとめた次の本を執筆しています。