①日々所思(思うところ)

最初は子供に偏見はない、偏見を作っているのは大人

目次

1.子供はどう見ているか?

子供は、偏見がないので純粋に見たままで考えます。

以前、重度の障がい者の方が特殊な電動車いすに乗せられて、私たちの前を通り過ぎました。

それを見ていた息子は、一言「あの車いすに僕も乗りたいな」と言いました。

息子は、車いすの方に興味を持ったようで自分も乗りたいと思ったのでしょう。

その純粋で何の偏見もない言葉にびっくりしました。

ここで「The eyes of a child(子供の目)」というフランスの障害者支援団体が作成した映像があります。

まずこの映像を観てください。

親子二人の間には、仕切りが置いてあり、お互いが見えないようになっています。

二人の目の前には、大きなスクリーンがあります。

二人には、スクリーンに映し出される人と同じ顔をしてくださいと指示されています。

このスクリーンにいろんな人が面白い顔をします。

二人は、面白い顔をマネします。

ところがあるとき、障がい者の方が登場して面白い顔をします。

子供は、同じように面白い顔をしますが、親は固まったままです。

これは、子供は障がい者に何の偏見もないため、同じように面白い顔が出来るのです。

2.大人はどう見ているか?

なぜ、大人が障がい者の面白い顔をマネできないのでしょうか?

大人は○○は△△だという固定観念が根付いています。

この場合、障がい者を面白がってマネをしてはいけないという固定観念かもしれません。

「障がい者を面白がってマネをしてはいけない」というのは、親の意識、または社会全体の意識が自然と子供の意識に植え付けられたものだと考えられます。

でも考えてみると「障がい者だから○○」ということは、場合によっては健常者と障がい者を差別していることになるかも知れません。

健常者、障がい者と区別する言葉自体も差別かも知れません。

しかし、社会全体の意識が「障がい者を面白がってマネをしてはいけない」という意識がある以上、大人はなかなかマネできないというのは事実でしょう。

もっと障がい者の方が周りに当たり前にいる社会になれば、このような社会全体の意識が変わってくるのではないでしょうか。

 

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