人生グラフとは、人生の満足度を時系列でグラフ化したものです。
人生、プラスのときもあれば、マイナスのときもあります。
大きく揺れ動くときもあります。
そういった人生満足度の揺れ動きをグラフ化し、自己分析するために活用します。
今回は、ダウン症を持った早希ちゃんの育児に関する人生グラフを描いてみました。
0歳以前は、これから生まれるわが子に対する期待から、人生満足度が生まれる瞬間まで上がっていきます。
しかし、生まれた直後、ダウン症であることを告げられて一気にマイナスに下がってしまいます。
今でこそ、何でもないことですがダウン症と告げられた時は、誰でも大きなショックを受けるものです。
しかし、そのショックは長くは続きません。
半年もすれば、マイナスからプラスに急激に上がります。
ダウン症を受け入れたということです。
その後は、緩やかに上下しながら少しずつ上がっていきます。
上下しているのは、発話が出なかったり、トイレに行けなかったり、他のダウン症児と比べてしまったりと悩むことが時々起きるためです。
これが小学校の入学まで続きます。
早希ちゃんは、小学校の普通級に入りました。
小学校の普通級入学までの過程については、次の記事に記載しましたので参照して下さい。
小学校の普通級は、健常児とのふれあいがあり価値のある時期でしたが、妻が毎日、補助員として付き添わなければならず、負担がかなりあったため、人生満足度は激しく上下しています。
小学校2年生のとき、特別支援級に移った後は、多少、人生満足度の揺れ動きは少し収まりました。
そして小学校4年生のとき、特別支援学校に移り、人生満足度は上下に揺れ動きながらも少しずつ上昇しています。
この上昇が、最初、生まれた瞬間の満足度に達していないのは、早希ちゃんがまだ自立していないためです。
ただ、早希ちゃんはとても可愛いため、自立していない部分を除けば100点満点です。(笑)