1.感染源の地域は?
8月14日から20日までの1週間に厚生労働省に報告された腸管出血性大腸菌O157に感染した患者は144人だったそうです。
1週間の人数としては過去5年間の中で最多であるそうです。
国立感染症研究所が調査した結果、患者の5割以上が同一タイプの遺伝子を持つO157に感染していたそうです。
感染地域は、以下に示す11都道府県です。
- 東京
- 神奈川
- 千葉
- 埼玉
- 群馬
- 栃木
- 長野
- 新潟
- 滋賀
- 三重
- 香川
関東地方に患者が集中しているようです。
最初にO157感染患者が見つかったのは、埼玉県、群馬県ですがその後、各地に拡大していったようです。
これは私の推測ですが関東地方が多いということは、感染源の地域は関東地方のどこかではないでしょうか?
2.感染の経路は?
感染経路としては一般的には次の2つとなります。
- ①O157に感染した食品が流通する
- ②O157に感染した人が調理などをして菌が広がる
私たちの息子は3歳のときO157感染しましたが、その時は近くの大学で集団感染があり、そちらの感染源の食品は特定されました。
しかし、息子の方は、感染源が特定されませんでした。
商品を購入したスーパーなどで他にO157に感染した人はいなかったためです。
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集団感染でも発生しないとどの食品が原因か特定が難しいようです。
今回は、144名もの感染者がいるため、共通の食品が特定できるのではと考えられていますが、私は難しいのではないかと思います。
先ほど2つの感染経路について説明しましたが、この組み合わせで発生した場合、感染源の特定は難しくなります。
おそらく今回のケースは感染源が特定されないままとなるのではないかと思います。