胎児に与えるとダウン症の症状が改善される化合物が見つかったそうです。
発見したのは、京都大学の萩原正敏教授です。
ダウン症の胎児のマウスに化合物を与えたところ、ダウン症の症状が改善されたそうです。
ダウン症は、21番目の染色体が通常2本あるところ、3本あることからダウン症を引き起こします。
今回、発見した化合物は、染色体自体を改変するものではありませんが、ダウン症が引き起こす、知的障害などの合併症を抑える効果があるようです。
人の細胞から作ったiPS細胞に化合物を与えたところ、神経細胞が増える効果があったそうです。
この技術が実際に使えるようになれば、出生前診断でダウン症の診断された場合でも、治療を選ぶ道を選択することが可能となるようです。
ところで化合物の名前は、アルジャーノンというそうです。有名なSF小説「アルジャーノンに花束を」からとられたようです。
小説「アルジャーノンに花束を」について
「アルジャーノンに花束を」は、アメリカの作家ダニエル・キイスによるSF小説です。
1959年の作品です。
知的障害を持つ青年チャーリイは、脳手術を受けることになります。
それに先立って脳手術を受けたハツカネズミの「アルジャーノン」は、驚くべき記憶・思考力を発揮します。
青年チャーリイは脳手術によりIQ185の天才となります。
しかし・・・・