日本において年間、10万人あたりおよそ7人は白血病となっています。
その中でダウン症を持った人は、健常者と比べて白血病になりやすいと言われ、健常者と比べて10から20倍の発症率だそうです。
参考 ダウン症児における一過性白血病の発症機序に関する最近の知見
健常者と比べて20倍とした場合、10万人あたり140人が白血病となる計算です。
つまり、714人に一人は白血病になるということです。
年長児では、急性リンパ性白血病(※1)になることが多く、2歳以下では急性骨髄性白血病になることが多いようです。
特に急性骨髄性白血病の中でも急性巨核芽球性白血病が多いと言われています。
- ※1 急性リンパ性白血病とは、リンパ球になる過程の血液細胞ががん化した場合です。
- ※2 急性骨髄性白血病とは、リンパ球以外の白血球、赤血球、血小板になる過程の血液細胞ががん化した場合です。
ダウン症児のブログの中に白血病にかかった児童をみかけます。
私が見た方のブログでは、治療の成果があり、定期健診はありますが今のところ、発症はしていないようです。
症状ですが、
白血球が少なくなると抵抗力が弱くなり、感染症にかかりやすくなります。
初期症状としては、発熱、だるいなど風邪に似た症状が現れるようです。
また出血しやすくなることから、鼻血が出やすくなったりします。