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ダウン症児出産の前後の母親の仕事の変化は?アンケート調査結果!

ダウン症児出産の前後の母親の仕事の変化はどうなるのでしょうか? 2017年のある調査によると障がい児を持つ母親のフルタイムで仕事をしている人は5%だったそうです。 健常児を持つ母親の7分の1だそうです。 そこで、以前、下記の記事でアンケート調査を行い、実態を調査してみました。

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ダウン症児出産前後(全体)

ダウン症児出産の前、後で仕事の形態についてグラフ化してみました。 出産前、フルタイムで働いていた割合が68.8%なのに対して、出産後は、22.9%と45.9%も減少しています。 その代りに育児休職と短縮勤務が増えています。 ここで注目したいのは、専業主婦です。 出産前では、8.3%だったのが、出産後では、18.8%と倍以上に増えています。 健常児の場合のデータがないため、比較はできませんが出産後、仕事をやめた人が多くいることを示しています。

ダウン症児出産前後(フルタイム)

出産前、フルタイムで働いていた人が、出産後にどのような形態の仕事をしているかをグラフ化してみました。 やはり、フルタイムから短縮勤務、育児休職に変更する人が多いようです。(52.6%) また、パート、専業主婦は、フルタイムの仕事を退職したことを意味しています。 21.9%もいます。 このブログには退職を余儀なくされたというコメントがありました。

ダウン症児出産前後(パート)

出産前、パートで働いていた人が、出産後にどのような形態の仕事をしているかをグラフ化してみました。 パートで働いている人は、43.6%も減少しています。 専業主婦は、36.4%も増えています。

ダウン症児出産前後(専業主婦)

出産前、専業主婦だった人が、出産後にどのような形態の仕事をしているかをグラフ化してみました。 サンプル数が少ないため、おおよそになりますが、ダウン症児出産後、パートで働く人が66.7%に増えています。

まとめ

フルタイム、パートともに仕事は止めずに短縮勤務や育児休職などの制度をうまく活用されていることが分かりました。 一方で仕事をやめて専業主婦になる人が少なからずいるようです。 これは、出産によって退職をしなければならない職場環境がまだ残っていることを意味しています。 このような環境の改善が今後の課題ではないでしょうか。

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