新型出生前診断により採血するだけで簡単に検査できます。
そのため、従来の出生前診断と比べると敷居は低いと思います。
もし、新型出生前診断の結果が陽性だった場合、産むか中絶するかの選択を迫られることになります。
この新型出生前診断は、中絶を増長しているのではないかという意見があります。
もし、新型出生前診断がなければ、悩まずにダウン症児を受け入れたのでしょうか。
この疑問に対して今回、以下の記事においてアンケート調査を実施しました。
今回は、サンプル数が少ないため、参考程度に見てください。
記事 出生前にダウン症があることを知りたくない?アンケート調査
新型出生前診断で陽性の結果が出た方に質問です。その結果、どう判断されましたか?
このアンケート結果は、次の通りです。
一般的に新型出生前診断を受ける場合、90%以上の方は中絶すると言われていますが、この結果を見る限り、必ずしもそうではないかもしれません。
40%の方は、産むことを選択しています。
新型出生前診断を実施しなければ生まれるはずだった子どもを受け入れましたか?
新型出生前診断で陽性が出た方で中絶された方に対する質問で、もし新型出生前診断を実施しなければ、生まれてくるはずだった子どもを受け入れたかどうかということです。
このアンケート結果は次の通りです。
約3割の方は、受け入れたと回答し、残りの7割の方は、受け入れなかったと回答しています。
3割の方は、新型出生前診断を実施したことを後悔しているものと思われます。
推測ですが、新型出生前診断の結果が陽性だったため、中絶を選択せざるを得なかったのではないでしょうか。
以上の結果から言えることは、新型出生前診断は、中絶を増長していると言えるかもしれません。
以前、まとめた下記のアンケート結果では、「ダウン症を持った子供がいる」、「身近にダウン症者がいる」の場合でも、必ずしも、新型出生前診断を否定している訳ではなさそうです。
私の個人的見解ですが新型出生前診断は是非は一概に結論が言えるものではなく、結局は個人の判断によるものなのかもしれません。