私が子育てで最近、心がけていることが2つあります。
子供を信じること
子供を信じ続ける親の忍耐
子供を信じること
子供は、判断力がまだ未成熟で間違った選択をしてしまうと私たちは考えてしまいがちです。
「判断力がまだ未成熟」という前提では、「親の私の言うことを聞いていれば間違いない」と子供に自分の考え方を押し付けてしまうことになります。
私も子供のころ、何事も親が決めてしまうことが多かったと思います。
そのころの私は、失敗しても構わないから自分で決めたいと思っていました。
そういうこともあり、大学を卒業した後は、遠く離れた東京で一人暮らしを始めました。
私はそれで良かったと考えています。
「正しい選択を選んであげること」は、子供にとって良いことではないと私は思います。
本当にしなければならないことは、「失敗から学ぶ力を身に着けさせること」であると思います。
子供のうちは、たくさん失敗して、その失敗から学ぶ力を身に着けた方がよい。
そうすることで大人になってから大きな失敗することは少なくなるのではないかと思います。
子供は、もともと能力を持っているのだと信じることが必要であると私は思います。
子供を信じ続ける親の忍耐
子供を信じようと思っても同じ失敗を繰り返したり、自ら改めようという姿勢が見えないと、ついつい小言を言ってしまいます。
最初からできる子供であれば、私だって言いたくないと思うでしょう。
でも、なかなかできないのは当たり前のことです。
そう簡単には、親が思っているようにはなりません。
長い時間がかかります。
忍耐が必要です。
私たちができることは、学ぶことに気づいてもらうことです。
そういう環境を与えることです。
例えば、簡単なことでは、何か選択しなければならないときに子供に選んでもらうことです。
何でもいいと思います。
例えば、週末、お出かけするとき、行先を子供に選ばせるというように。
もっと大きな選択では、受験する学校を選ばせることです。
長男は、現在、中学3年生です。
来年、受験です。
長男には、選択肢に入る高校をすべて見学させています。(ほとんど妻が連れて行っています)
見学した中で行きたい高校を自ら見つけてもらおうと考えています。
決して私たちから、この学校に行きなさいとは言いません。
さて長男は、塾と宿題以外、ほとんど勉強をしていません。
とても心配で勉強しなさいと言いたくなりますが、親から言われるとますますやりたくなくなるものです。
そのため、私たちは勉強しなさいとは言いません。
行きたい高校が見つかれば、そこに入るために勉強するのではないかと私たちは考えています。
最近、行きたい高校が見つかったのか、少し勉強しようという雰囲気になってきました。
長男のことを事例に挙げましたが、何が言いたいかのかというと子供はできるはずだという前提で私たちは、環境のみ準備し、あとは忍耐力を持って暖かく見守ることであるということです。
回り道であり、時間もかかります。
でも、必ずできるはず、できるまで辛抱強く待つことが必要であると思います。
そのうち、自らやりだすと考えています。