言葉を喋るのが早いダウン症児は結構見かけます。
テレビに出ているダウン症児は、言葉が結構、達者である人が多いと思います。
一方でなかなか言葉を喋ることが出来ないダウン症児もいます。
私たちの早希ちゃんもそうです。
現在、11歳ですがまだ言葉を喋ることはできません。
ダウン症児の場合、言葉を喋ることよりも、言葉を理解する能力が先に発達します。
そのため、言葉を喋ることが出来ないからといって必ずしも言葉を理解していない訳ではありません。
頭の中では言葉を言っているのかもしれません。
言葉を喋る機能のどこかがまだ発達途中なのだと思います。
でも言葉を喋ることが出来ないため、悩んでいるご両親も多いと思います。
ここで知ってほしいのは言葉は、コミュニケーションの一部であるこというこです。
メラビアンの法則をご存知でしょうか?
メラビアンの法則は、アルバート・メラビアンが行った実験のことです。
言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーションのどちらが人に影響を与えるかを実験で示したものです。
実験の結果、次の通りになりました。
- 言語情報(話の内容) 7%
- 聴覚情報(口調や話の早さなど) 38%
- 視覚情報(見た目) 55%
この実験は、言語情報、聴覚情報、視覚情報のうち人間はどれを重視しているのかという理解するものです。
言語情報以外の聴覚情報、視覚情報は、非言語的コミュニケーションです。
非言語系は、合わせて93%です。
実は言語系よりも非言語系の方が影響が大きいことを示しています。
必ずしもコミュニケーションというもの全般に当てはまる訳ではありませんが、非言語系が大きな割合を占めていることは確かです。
言葉を喋ることが出来なくても、表情やしくさ、発する音声でコミュニケーションはとれるのではないでしょうか。
わしたちの早希ちゃんは、言葉の代わりに指で意思を伝えようとします。
テレビを見たいとき、テレビを指さします。
あっちに行きたいときは、行きたい方向に指を指します。
怒っているときは、「あっちに行って!」と指を指します。
表情でも何をして欲しいのかなんとなく分かるようになりました。
最近は、iPadのアプリを使い、自分の意思を伝えることが出来るようになりました。
詳しくは次の記事を見てください。
関連記事 早希ちゃんとのコミュニケーションが少し進歩!iPadで!
言葉が喋れなくても、コミュニケーションは出来る良い事例であると思います。
いろいろ方法はあると思います。