①日々所思(思うところ) 12歳

早希ちゃんのコミュニケーシンが進化?

早希ちゃんは、いまだに言葉をしゃべることはできません。 以前、参加したダウン症に関する講演会において、 「どうやったら、普通に言葉をしゃべれるようなるのでしょうか?」 という質問がありました。 回答は、「しゃべりたいときにしゃべれるようになる」ということでした。 早希ちゃんの場合、まだしゃべりたくはないのでしょう。 ダウン症児は、興味があることに対しては一生懸命、集中します。 しかし、興味がないことには見向きもしません。 しゃべらないことの理由の一つには、しゃべることに興味がないこともあると思います。 いままでしゃべっていたダウン症者が突然、しゃべらなくなることもあるようです。 逆に考えるとしゃべる必要性が出てくれば、しゃべりだすのかもしれません。 早希ちゃんは、言葉はしゃべれませんが、私たちの言っていることはほとんどわかっているようです。 先日、すごいところを見ました。 早希ちゃんには、早希ちゃん専用のiPadを与えています。 いつもは、YouTubeを見ています。 自分で慣れた操作して画面をスクロールさせて、選択し、好きな動画を選んでいます。 妻が横でアイスを食べていたときのことです。 それを見た早希ちゃんは、YouTubeを止め、アプリ「えこみゅ」を立ち上げました。 アプリ「えこみゅ」の写真です。 そして、アイスの絵を選び、アイスを食べたいとアピールしたのです。 妻が「いいよ」と言うと早希ちゃんは、冷蔵庫に行き、アイスを取り出しました。 これはすごいことです。 次のことができるということです。
  • iPadの操作方法を覚えている(複雑な操作が行える)
  • アプリを立ち上げて伝えたい絵を探して選択している(コミュニケーションのツールとして使いこなしている)
  • ママから許可をもらってからアイスを取り出す(ルールを理解している)
「こんなことですごいの?」と言う人もいるといると思います。 言葉をしゃべれない早希ちゃんとのギャップがすごいんです。 言葉はこれからもしゃべれないかもしれません。 しかし、iPadのような道具を使い、さらに複雑なコミュニケーションができる可能性があると思います。
えこみゅ
えこみゅ
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