目次
知能指数とは何か

①生活年齢と精神(知能)年齢の比(従来の方式)
②同年齢集団内での位置
現在では、「②同年齢集団内での位置」の方がよく使われるようです。①生活年齢と精神(知能)年齢の比
①生活年齢と精神(知能)年齢の比は、「精神年齢 ÷ 生活年齢 × 100」の計算式で算出します。 ②同年齢集団内での位置と同様、知能指数は100に近いほど出現率が高くなります。 また指数により、以下のように分類されます。- 50から70 軽度知的障害
- 35から50 中度知的障害
- 20から35 重度知的障害
②同年齢集団内での位置
一方、②同年齢集団内での位置は、100に近いほど出現率が高く、100から下回る、または上回るにしたがって出現率が低下していきます。 分布の形状は、正規分布となります。 85から115の間には、約68%の人が入ります。 70から130の間には、約95%の人が入ります。知的障害かどうかは、知能指数が70未満であることと日常生活能力(※)を加味して判断されるようです。Author Alessio Damato, Mikhail Ryazanov
※自立機能、運動機能、意思交換、探索操作、移動、生活文化、職業等
知能指数と障害の程度の関係は、日常生活能力を加味すると変動しますが概ね以下のようになります。- Ⅰ ~20 最重度知的障害
- Ⅱ 21~35 重度知的障害
- Ⅲ 36~50 中度知的障害
- Ⅳ 51~70 軽度知的障害
ダウン症者の知能指数は
ダウン症者の平均知能指数は50程度と言われています。 とはいってもダウン症者によってまちまちのようです。 四年生大学を卒業された方もいるためダウン症だからといって、必ずしも知的障害である訳ではないということです。 また知能指数は、年齢によっても変化するようです。 論文によるとあるダウン症女児の知能指数の経年変化は以下のようになったそうです。幼児期 IQ67 就学前後 IQ85 18歳 IQ53 23歳 IQ56 引用 ダウン症児の知能の経年的変化についてちなみに私たちの早希ちゃんは、重度知的障害であるため、知能指数は21~35といったところです。