ダウン症児は良く頑固だと言われます。
確かに早希ちゃんを見ていると頑固のように見えます。
例えば、ずっと同じ場所に留まり動かないことがあります。
「あっちに行こうよ!」と声を掛けても動きません。
無理に動かそうとすると嫌がります。
こんなこともありました。
飲食店にいったときのことです。
テーブルの椅子になかなか座らないことがあります。
椅子の横に立ったまま動きません。
仕方ないので立ったまま食事をしたことがありました。
はた目には頑固に見えると思います。
経ったまま食事をする早希ちゃんです。
しかし、実は頑固というよりは、早希ちゃんの中には決まったいつものルールがあり、そのルールから外れた場合、次の行動に移れないのではないかと思うようになりました。
特にダウン症児は、日常の生活の中で決まったいつものパターンで行動しているのではないかと思います。
そのパターンから外れることを非常に嫌がるのです。
例えば先ほどの椅子に座らないというのは、いつもの椅子でないと座らないなどこだわりがあるのだと思います。
このような場合は、無理に動かそうとせずに気持ちが切り替わるのを辛抱強く待つしかありません。
みなさん、ダウン症児は温かく見守ってあげましょう。