喫煙は、ダウン症の原因になるのでしょうか?
ダウン症の原因の多くは、卵母細胞の第一分裂期に起きます。
①体細胞分裂
②卵母細胞の第一分裂 → ダウン症の原因が発生
③卵母細胞の第二分裂
④受・セ・イ
簡単に言うと第一分裂で染色体を分離するのですが、この分離が偶発的に正しく行われない場合があります。
その場合、21番染色体が1本多く入り込んでしまいダウン症となります。
母親の加齢とともに染色体の不分離が起きる確率は高くなります。
つまり、初期の段階、お母さんのおなかの中に子供を宿す前、既にダウン症となることが確定しているということです。
そのため、お母さんのおなかの中に子供を宿している期間に、喫煙していてもダウン症となる確率が高くなるわけではありません。
しかし、喫煙は、以下の問題が起こる可能性が高くなります。
- 胎児の低体重
- 発育遅延
そのことによって次の合併症が起こるそうです。
- 乳幼児突然死症候群(SIDS)
- 新生児仮死
- 呼吸窮迫症候群
- など
喫煙は控えた方がよさそうです。
また受動喫煙にも注意しましょう。
受動喫煙の場合は、自分が吸う場合に比べて、2~3倍もニコチンが高いそうです。
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