目次
1.障害児、家族が手術拒否で餓死
ネット上のニュースに次の題名のコラムがありました。
奇形の顔「受け入れられない」…家族が手術拒否、ミルク飲めず赤ちゃん餓死
生まれた赤ちゃんは、先天性食道閉鎖症と口唇口蓋裂という奇形を伴っていたようです。
先天性食道閉鎖症は食道が途中で閉じているため、ミルクを飲むことができません。
そのまま放置すると栄養をとることができないため衰弱死してしまいます。
そのため、直ぐに手術する必要がありましたが、家族は手術を拒否したそうです。
児童相談所を交えて説得しましたが不調に終わりました。
その後、その赤ちゃんは亡くなったそうです。
口唇口蓋裂の方も手術すれば治るというとでした。
こんなことがあるのかという驚いたとともに、とても残念な気持ちになりました。
なお、このコラムを書いたのは、「運命の子 トリソミー: 短命という定めの男の子を授かった家族の物語」を執筆された小児外科医 松永正訓医師です。
この書籍は第20回小学館ノンフィクション大賞を受賞しています。
2.ダウン症児を受け入れられない親たち
天才ダウン症書家の金澤翔子さんの母、泰子さんは、生まれた金澤翔子さんがダウン症であると知ったとき、一緒に命を絶つことを考えたそうです。
今でこそ金澤翔子さん親子は明るく、とても幸せそうですが、過去にそのようなことがあったそうです。
どの家族も、わが子がダウン症と知った時、葛藤があったと思います。
この葛藤は誰もが通る道です。
葛藤する期間は人それぞれですが、時間が経てば次第になくなります。
それでも中には、受け入れることができない親もいると思います。
ネット上にはいろんな情報が溢れており、中には不安を与えるものもあります。
子供の将来、自分の将来がとても不安で頭がいっぱいになっていることでしょう。
私がアドバイスするとしたら、ダウン症のある子供を持つ先輩ママさんに相談するのが良いと思います。
そのためには、ダウン症親の会に連絡をとってみてください。
地域のダウン症親の会は、公益財団法人日本ダウン症協会に問い合わせると教えてくれると思います。
きっと親身になって相談に乗ってくれますよ。