障がい者が社会の負荷だと考える人は多いように思えます。
障がい者が社会の負荷だから生むべきではないという論理になるようです。
でも考えてみてください。
障がい者が社会の負荷だと考える人たちは、おそらく今、健康である人たちだと思います。
でも、将来、病気になり介護が必要となるかもしれません。
当然、働くことはできません。
病気にならなくても、年老いてくるとやはり、介護などのサポートが必要となるでしょう。
障がい者が社会の負荷であるならば、病気になった人、年老いて介護が必要になった人は、社会の負荷なのでしょうか。
障がいを持った人も、自分で選んで障がいとなった訳ではありません。
病気の方も、年老いた方も自らそうなったわけではありません。
誰もがそうなる可能性があるため、そうなった場合にも安心して暮らせるような社会の仕組みがあるのです。
それが相互扶助の考え方です。
相互扶助とは、互いに助け合うことです。
国は税金を国民から集め、障がいがあり働けない人たちに分配しています。
これこそ相互扶助の考え方です。
障がい者が社会の負荷だと考える人に問いたい。
将来、病気などで働けなくなっても社会の負荷と言い続けられますか?