「しつけはどうする? 将来どうなる? ダウン症児を育てるってこんなこと」は、漫画家たちばな かおるさんが書かれた書籍です。
たちばな かおるさんは、もともとファッション誌の編集をされていたそうでその後、漫画家になられました。
次のような漫画を描かれています。
書籍のはじめには以下のように書かれています。
「子どもの障害は受け入れた。それでこの先どうなるの?」
怒涛、激震の乳幼児期をなんとか乗り越えた(つもりの)私が、少し先の未来に向けた不安や疑問や愚痴をぶつけたエッセイです
そのため内容としては、小学校以降の出来事について書かれています。
ちなみにエッセイを書かれた当時、ダウン症を持った息子さんは小学校3年生(9歳)です。
乳幼児期については、エッセイ「ダウン症児の母親です! 毎日の生活と支援、こうなってる」に書かれています。
このエッセイは、字が大きくとても読みやすいです。
また、漫画家らしく挿絵がとても面白いです。
カバーの帯に書かれている通り、ダウン症児の母親の「本音のみ」が書かれています。
「本音」が書かれた本は珍しいです。
ダウン症に関する書籍は、専門家が書かれたものが多く、母親の生の声が聴ける本はほとんどありませんでした。
「本音」であるため共感する部分は多いと思います。
小学校以降、ダウン症を持った子供がどのように成長していくのかイメージできるのではないでしょうか。
ダウン症児は個人差が大きいため、一概に同じように育つ訳ではありませんが一つの事例として参考になると思います。
実際は大変だったと思いますが、とてもコミカルに書かれているため気軽に読めます。