ダウン症児の言葉の遅延は、知的発達と関係しています。
そして言葉の遅延だけでなく運動発達も遅延するようです。
5歳以上のダウン症児の中で10%の児童は言葉を言えないという研究もあります。
そして言葉の発達の改善はなかなか難しい
ダウン症児の言葉に関する特徴は、以下の通りです。
- ①言葉を言うことの遅れ
- ②言葉の理解の遅れ
- ③言葉が不明瞭である
- ④吃音
ダウン症児の特徴としてよく言われていることは、「①言葉を言う」よりも、「②言葉の理解」の方が先に発達するということです。
そのため、ダウン症児は、私たちが話しかける言葉を理解しているが、それに対する会話が出来ないということになります。
会話が出来ないため、私たちはこの子は言葉を理解していないのだろうと思い込んでしまいます。
しかし、実はこちらの言葉は理解しているのです。
この言葉の遅れについては、原因はまだ分かっていません。
日本ダウン症協会の玉井先生は、運動面と言葉は関係しているのではないかと言っています。
歩き始めるのが早い子は、言葉を喋るのも早いようです。
ところで言葉の不明瞭さの方は、どうも発生器官に原因があるようです。
厚ぼったい舌、長い舌のため、舌や唇の動きが悪く、言葉が不明瞭になるようです。
私たちの早希ちゃんは、10歳ですがまだ言葉をはっきりとは言えません。
最近、見つけましたが、アメリカのダウン症児専門の言語プログラムを実践している放課後等デイサービスを見つけました。
ダウン症のある子たちのための児童発達支援・放課後等デイサービス
ここでは、ダウン症児の言語指導を行っているようです。
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