AACとは、Augmentative & Alternative Communicationの略で「補助代替コミュニケーション」のことです。
重い障がいのある人のコミュニケーションを補助するもので、以下の手段により、自分の意思を相手に伝えることを支援する活動のことです。
- 本人の能力(音声,表情,サイン,身振りなど)
- ローテク(文字盤,絵カード,シンボル,写真など)
- ハイテク(電子機器など)
- その他の手段の活用
障害保健福祉研究情報システムHPより引用
私たちの早希ちゃんは、まだ言葉を喋ることが出来ません。
今までは、意思疎通ができませんでした。
でもなんとなくこちらが言っていることは分かっているようです。
次の記事でも紹介しましたが、早希ちゃんは、iPadのソフト「えこみゅ」で今、自らコミュニケーションの勉強をしています。
このiPadのソフト「えこみゅ」は、AAC「補助代替コミュニケーション」の一つです。
早希ちゃんが言葉を喋ることができないのは、声を出す、言葉を出すどこかの機能に問題があるせいではないかと最近、思うようになりました。
実は頭の中では、言葉を言っているのかもしれません。
当然、私たちの言っていることも理解しています。
ただ、自分から声を出して、言葉にして伝えることができないのです。
でもiPadのソフト「えこみゅ」でコミュニケーションできる可能性が見えてきました。
「えこみゅ」は、絵カードを押すと音声で絵を読み上げるというものです。
例えば、「ごはん」の絵カードを押すと、音声で「ごはん」と読み上げます。
早希ちゃんは、今、自ら絵カードを覚えています。
そのうち、全ての絵カードを覚えるでしょう。
コミュニケーションの範囲が広がるに違いありません。
動詞の絵カードがあるため、「ごはん」+「食べたい」という表現も可能です。
言葉がでなくても、この「えこみゅ」で会話が出来る日も遠くないかもしれません。
逆に「えこみゅ」を使うことで言葉が言えるようになるかもしれません。