前日、愛の手帳の更新のため、ダウン症のある早希ちゃんは、田中ビネー式知能検査を受けました。
田中ビネー式知能検査は、知能検査の一つであり、心理学者である田中寛一氏によって知能指数(IQ)を測定する検査として考案されたものです。
基本的に被験者に言葉で課題を言い、その結果の反応を見るものです。
喋れることを前提にした検査であるため、言葉が喋れないと検査結果は低くなります。
この検査を否定するものではありませんが、早希ちゃんの場合、早希ちゃんが信頼する人が検査をしないと期待した反応がないことが多いようです。
信頼している人であれば、正しく課題通りできますが、信頼していない人から言われると、わざと別なことをします。
そのような状況であるため、この検査で本当に早希ちゃんの知能が測れているのか疑問を感じます。
今回の検査では、案の定、検査不能ということでした。
現在、愛の手帳は2級(重度)ですが、そのまま2級は継続となりそうです。