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障がい者と見世物小屋!「まぜこぜの社会」を目指す東ちづるさん

目次

1.東ちづるさん

東ちづるさんと言えば、誰でも知っている有名な日本の女優ですが、実は、一般社団法人Get in touchの理事長もされています。

活動の目的は、次のようにHPに書かれています。

当法人は、さまざまな創作活動および表現活動を通じて、誰もがそれぞれの個性を生かして豊かな人生を創造できる共生社会の実現をめざすことを目的とする。

一般社団法人Get in touch理事長HPより引用

去年(2017年12月10日)のことですが、品川プリンスホテルクラブeXにおいてGet in touch主催で「月夜のからくりハウス」というイベントが開催されました。

「月夜のからくりハウス」は、昔、あった見世物小屋のようなイベントです。

小人のプロレス、車いすのダンサー、全盲の落語家、ねたきりの芸人が登場しました。

私が子供の頃は、大きなお祭りがあるとサーカス団や見世物小屋が来てものです。

見世物小屋には、障がいのある方が出演されていました。

私は見たことがほとんどないのですが、親に入りたいというと、「あのようなところに行ってはいけない」と言われたことを記憶しています。

どういうことかというと、障がい者を見世物にしたり、お金儲けのために利用しているというのがいけなかったようです。

現在では、障がい者を見世物にすることは、タブー化されているようです。

これに対して、東ちづるさんは、無意識な差別だと述べています。

こうやって社会的弱者にしているのだと気付いていないとも述べています。

2.「見世物小屋」と「グレイテスト・ショーマン」

さて、このような見世物小屋の歴史は古く1600年代のイギリスでは既にあったようです。

1840年代、アメリカではP・T・バーナムが「バーナムのアメリカンミュージアム」を興業しています。

このミュージアムでは、「25インチ(64cm)のトム将軍」などの身体的な特徴のある人たちを集めていたそうです。

このミュージアムをもとにした有名なミュージカル映画が「グレイテスト・ショーマン」です。

この映画は、私も観ましたがとても素晴らしかったです。

主人公のバーナムは、今までとは違う、身体的な特徴のある人を使った見世物を考え付きます。

最初は、お金儲けのために行っていたのですが、徐々に変わっていく様を描いています。

主題曲は、映画の中で髭を生やした女性を演じた歌手キアラ・セトルの「ディス・イズ・ミー(これが私)」です。

登美丘高校ダンス部も踊っているため、知っている方は多いと思います。

 

「グレイテスト・ショーマン」観ていない方は、是非、観てください。

3.「まぜこぜの社会」を目指す

「月夜のからくりハウス」の話に戻ります。

東ちづるさんは、「まぜこぜの社会」を目指したいと言っています。

「まぜこぜ」は、「まぜごはん」から来ているそうです。

それぞれ食材に合わせた切り方、味付けをして最後に混ぜるというもの。

食材の良いところを生かせば、美味しい料理になります。

多様性のある人たちは、やみくもに混ぜるのではない、かといって遠慮するのではないイメージが「まぜこぜの社会」だと言います。

「月夜のからくりハウス」は、そいうった「まぜこぜの社会」の実現に向けたPRなのだと思います。

 

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