アメリカでは、ダウン症の若者のTV番組『Born This Way』が放送されました。
『Born This Way』は大人のダウン症者の問題・課題に焦点を当てた内容です。
そこには友情や恋愛、仕事など、人生の夢をかなえるために頑張る姿が映し出されています。
2016年、このTV番組『Born This Way』は、複雑な問題に取り組み、社会への変革をもたらしたTV作品に贈られる米テレビアカデミー賞とエミー賞を受賞ています。
この番組には、アッシュモア英玲奈さんも出演しています。
『Born This Way』は、レディー・ガガの曲名です。
『こうなる運命のもとに生まれてきたの』という意味で『意味あるべくして生まれてきたのだからまっすぐ上を向いて胸を張って生きよう』というメッセージが込められているそうです。
アッシュモア英玲奈さんは、川崎市で生まれで、現在、アメリカで女優として活躍しています。
この度、2月18日にアッシュモア英玲奈さんの来日にちなんでWELCOM PARTYが開かれたようです。
これは、3月21日の『世界ダウン症の日』に向けて、多くの人々にダウン症者のことを正しく理解してもらうことを目的に毎年イベントが開催さます。
3月21日としたのは、ダウン症者の多数が21番染色体を3本持つことによるそうです。
アッシュモア英玲奈さんは、
「私たちも愛情やストレスなどさまざまな感情を持って生きています。私たちにはできないと見た目だけで諦めずに本当の姿を見てください」
とあいさつしました。
このあと、全員でアピールを採択し、
「皆さん、私たちの気持ちを聞いてください。皆さんと幸せに仲よく暮らしたいです」
と訴えたそうです。
このほか、家族によるトークセッションも行われました。
その中でアッシュモア英玲奈さんは
「同情されるようなつらさを感じたことはなく、ダウン症があるからと身構えずに接してほしい」
と話したそうです。