9歳 ⑨制度

東京都の愛の手帳(療育手帳)(2016年12月現在)

愛の手帳とは、東京都の制度として知的障害の方に交付される療育手帳です。

(注意 療育手帳の制度は自治体によって異なります)

障害の程度は、1度から4度の区分となっています。

この手帳を持つことで各種手当や制度を利用することができます。

早希ちゃんの場合、障害の程度は2度(重度)です。

最も重い程度である1度の次となります。

2度(重度)は次の通りです。

○知能測定値は知能指数が、おおむね20から34。
○運動は、運動機能がきわめて未発達なため歩行も不十分。
○社会性は、集団的行動がほとんど不可能。
○意思疎通は、わずかで不完全な単語だけのため、意思疎通が不可能。
○身体的健康は、特別の保護が必要。
○基本的生活は、部分的介助と常時の監督又は保護が必要。

東京都福祉保健局 東京都児童相談センター・児童相談書 引用

手帳の交付は必ず受けなければならないものではないようです。

障害の程度が重い判定がされることについて、受け入れがたい方もいるかもしれません。

しかし、各種制度が利用できることを考えると割り切ることも必要かもしれません。

早希ちゃんは、2度(重度)の判定がされていますが、日常、重度であると感じたことは一度もありません。

早希ちゃんは、次のサービスを受けています。(2016年12月現在)

なお、利用できるサービスは、自治体、施設、障害の程度、年齢により異なりますので注意願います。

  • 動物園などの施設の利用料が無料または割引(施設によります)
  • 駐車場の利用料が無料(場所によります)
  • 電車の運賃が半額
  • 高速道路などの有料道路の通行料金が半額
  • ガソリン代は一月3000助成
  • 特別児童扶養手当(収入によって額は異なります)

制度については、自治体のサイトで調べるか自治体に直接、問い合わせると良いと思います。

 

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