最近、思うことがあります。
もしかしたら私たちは子供を障がい者に育てているかもしれれないということです。
例えば、私たちのダウン症のある早希ちゃんは、言葉が喋れません。
言葉が喋れないものだと早希ちゃんにレッテルを貼り、喋れないのだからこちらからも喋ってもしょうがないと思ってしまうところがあります。
でも早希ちゃんからすると、自分は喋れないと思われている、だから喋れないふりをしようと思っているかも知れません。
変に周りの期待に応えてしまうところがあるのかもしれません。
特に障がい児は、周りの環境に合わせようとするところがあると思います。
周りが自分は喋れないと思っている雰囲気があったら、それに合わせてしまうのです。
このように思ったのは、昨日、NHKで放送された「バリバラ〜障害者情報バラエティー」でした。
昨日は、再放送の「きょうだい」でした。
知的障がいを持つ姉と、健常者の妹について紹介されていました。
知的障がいを持つ姉は、うちでは、あまり喋ったりしません。
しかし、施設では自分から言葉を言い、テンション高く笑ったりするお姉さんです。
自宅では見せない姿です。
私たちの早希ちゃんも自宅での姿と学校、放課後等デイサービスでは違う姿を見せているのかも知りません。
私たちの接し方が間違っているのかもしれません。
障がい者として接すると本当に障がい者となってしまう、そう感じました。
ここまでしかできないではなく、もっと出来るはずだと思えば、もっと伸びるのかもしれません。
子供の可能性をもっと信じる必要があると思いました。
追加
ピグマリオン効果という言葉があります。
この言葉は、周囲の期待と本人の成長は関係があるというものです。
期待されると伸びるということです。
その逆に期待されないと成長が止まってしまうそうです。
ゴーレム効果と言わるそうです。
ゴーレム効果にならないよう気を付けないといけませんね。