両親が子供を育てるのは、当たり前のことですが、育てているようで実は、子供に育てられていると最近、思うようになりました。
タイトルは、「私たち両親は、ダウン症児に育てられている?」と書きましたが、ダウン症児に限った話ではありません。
初めての子が生まれたとき、どの親も初心者でどう育ててよいのか悩みます。
なかなか泣き止まず、なんで泣いているんだろう、私の何がいけないんだろう。
少し大きくなっても、親の言うことを聞かない、悪戯ばっかりする、どうしてなんだろう。
自分たちの思う通りにいかない。
そういったことが続くのではないでしょうか。
いい子に育てたい、優しい子に育てたい、優秀な子に育てたい、そういう気持ちは誰にもあります。
しかし、大抵、子供は、親がこう育てたいと思う方向とは逆の方向に育ちます。
無理に自分たちが思う型に押し込めようとすると反発するのです。
子供は、親とは異なる価値観、個性を持っています。
無理に自分の価値観に合わせようとするのがいけないのだろうと思います。
親は、自分の気持ちを抑える忍耐力が必要です。
親は、こうなって欲しいという自分の理想を作るべきではないと私は思います。
子供が育ちたい方向に成長するようにサポートするのが親ではないかと思います。
このように考えるようになったのは、子育てをしてからです。
子供たちに、私たちも育てられいるのです。
ダウン症児の場合、健常児にはないところがあります。
うちの早希ちゃんは、まだ言葉が喋れないため、何か不機嫌なことがあっても、なんで不機嫌なんだろうと考えることが度々あります。
でも早希ちゃんを観察するとちゃんとアピールしているのです。
早希ちゃんを見て察することが必要なのです。
今も子供たちからいろんなことを学んでいます。