早希ちゃんが3歳頃のことです。
療育園にいったところ、他の子のお母さんから、「ダウン症はいいですよね」と言われました。
そのお母さんの子供は、肢体不自由でこの先も歩いたりすることができないようです。
「ダウン症はいいですよね」の意味は、ダウン症の子は、健常児と同じように歩いたりできるようになるから「いいですよね」と言われたのだろうと思います。
障がいの程度を比べることは、あまり意味のあることではありませんが、ダウン症は、先天性疾患の中では、軽い方であると言われます。
わたしたちも早希ちゃんがダウン症であることを悩んでいました。
しかし、他の障がいを持った子の母親から「ダウン症はいいですよね」と言われてしまうと何も言えなくなってしまったというのが正直なところです。
その母親からするともしかしたらダウン症児の方が良かったと思ったのかもしれません。
障がいの程度により、親御さんの悩みの深さは異なると思います。
いまだに「ダウン症はいいですよね」と言われたことは忘れられません。