ダウン症のある我が子を見て、喋れるようになるのだろうか、一人で歩いて学校にいけるのだろうか、将来、自立することができるのだろうかと考えてしまうことがあります。
いつまでたっても喋ることが出来ません。
危なかしくて一人では外に出せません。
今の状況を見て自立なんて無理だろうと考えてしまいます。
でも本当にそうでしょうか。
私たちは、どうせわが子にはできない、だから助けるしかないと思っていないでしょうか。
助けてしまうから成長できないということもあると思います。
これは、健常児にも当てはまります。
進学先など重要な決断は、親が決めてしまう。
私たち親の方が正しい判断をしているので親の言う通りにしていればよい。
このような考え方は、子供の成長を止めるばかりでなく、親への依存度を高くしてしまいます。
もしかしたら反発から親子関係が崩壊してしまうかもしれません。
ダウン症児だって同じです。
「どうせできないから助ける」ではなく、「できるはずだから任せてみる」という考え方にするべきだろうと思います。
正しい道を教えるのではなく、正しい道を自ら探す力を身に付けることの方がとても大事です。
だから失敗してもいい、自分で考えることが重要です。
私たちの早希ちゃんも、早希ちゃんの力を信じて任せることをしていこうと思います。