国立成育医療研究センターからの報告です。
高齢出産増加に伴い、ダウン症児の出生数が増加すると予想されていましたが、2010年以降、ダウン症児出生数は横ばいのようです。
2010から2016年の7年間のデータによる結果です。
どうも出生前診断が浸透し、ダウン症と診断された結果、中絶するためと思われます。
1万人あたり22人のダウン症児が生まれているようです。
約455人に1人の割合です。
出生前診断で中絶する人がいる一方で、高齢出産の場合、これが最後かもしれないという思いからダウン症であるかどうかにかかわらず、子供を産みたいという人も多いようです。
この結果からは、今後、高齢出産増加が進んでもダウン症児の出生数は一定に保たれると考えられます。
出生前診断により、ダウン症児の出生数が減少するのではないかという意見もありましたがそうでもなさそうです。
これは良い結果なのかどうかは悩ましいところです。