障がい者の兄弟を持つ「きょうだい児」の苦悩

きょうだい児の潜在意識に根付いているもの

私の娘である早希ちゃんは、ダウン症を持っています。

私の兄弟には、障がいを持っている人はいないため、きょうだい児の悩みは、他の方のお話や想像でしか分かりません。

障がいを持った兄弟がいるかどうかは関係なく言えることは、生まれて間もない頃からの親子、兄弟の関係の状況が、子供の物事の考え方に大きく影響しているということです。

しかも、潜在意識の中のことなのでおそらくその考え方が他の人とどう違うのかも意識していないのだろうと思います。

私の話をします。

私は長男だったため、親はいつも私を優先させてくれました。

弟たちは、私の次です。

私が着ていた服や遊んでいたおもちゃは、弟たちがおさがりとしてもらいます。

大人になるまで気づきませんでしたが、一番下の弟は兄たちに対して競争心を持っていたようです。

一番下の弟にとって兄たちはライバルだったのです。

その他、よく聞くのは、兄弟を比較される場合です。

例えば兄が優秀だった場合、「お兄ちゃんは優秀ね」と言われることがあります。

このように考えずに言ってしまうことがあると思いますが、弟からするととても気まずいことでしょう。

「兄に比べてあなたはダメな人間」と言われているような気がするでしょう。

本当にダメな人間と思ってしまうかもしれません。

このように兄弟の関係においてさえ物事の考え方に大きな影響を与えているのです。

さて障がい児のきょうだい児についてです。

最近、ダウン症児の集まりに行くと、「きょうだい児」について話されている人が多くなりました。

「きょうだい児」が注目され、一般的に認知されるようになったのでしょう。

「きょうだい児」は、普通の兄弟児と区別するため、平仮名で「きょうだい」と書きます。

さて障がいを持っている「きょうだい」がいる場合についてです。

親のそれぞれの子供への愛情の注ぎ方がアンバランスの場合、健常児の物事の考え方に影響することが考えられます。

親が障がい児にばかりかまっていると他のきょうだいは、親の愛情をすべて障がい児に取られたと思うことでしょう。

もしかしたら障がいを持ったきょうだいを恨むかもしれません。

または親からの愛情を自分に向けるために親のご機嫌を取ろうとする子になるかもしれません。

このようなことが続くことで心のバランスを崩してしまうかもしれません。

親としては、やはり公平に愛情を注ぎたいところです。

何が公平さかは、難しいところです。

ある人は接する時間ではないと言います。

もしかしたら、たった一言、声をかけるだけで違うのかもしれません。

次の本は、「きょうだい児」の苦悩について書かれている本です。

このような本から何かヒントが得られるかもしれません。

 

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