2014年6月に衝撃的なニュースがありました。
ある病院グループの集計結果ですが、新型出生前診断(※)において陽性と診断された妊婦の97%が中絶したというものです。
具体的には、新型出生前診断を7740名が行い、陽性だった妊婦142名のうち、97%にあたる110名が中絶したそうです。
今では、新型出生前診断を受けた妊婦は9割以上は中絶を希望するということが定説となっています。
※新型出生前診断
2013年4月から日本で受けられるようになった検査方法です。
採血することで検査をします。
ダウン症であることの診断精度は、99.1%程度だと言われています。
関連記事 出生前診断とは?
以前、次の記事に当ブログのアンケート結果を載せました。
「身近にダウン症者はいない」方に対するアンケート結果(新型出生前診断は実施するべきか?)
- 新型出生前診断は止めるべき・・・ 0.0%(0人)
- 新型出生前診断は実施するべき・・85.7%(6人)
- どちらとも言えない・・・・・・・14.3%(1人)
新型出生前診断を「止めるべき」、「実施するべき」、「どちらとも言えない」を選択した理由
このアンケート結果から分かることは、新型出生前診断を希望する方は多く、その理由は「障がい児が生まれるかもしれない」が最も多くなっています。
これ以上のアンケートは取っていませんが、障がい児だった場合、中絶もその先にあるのだろうと考えています。