私たちの早希ちゃんは、ダウン症を持って生まれました。
妻は、娘がダウン症を持っていることを知ったとき、「私が悪いことしたの?」と思ったそうです。
どの親でも最初、同じ気持ちになると思います。
早希ちゃんが生まれてすぐに、臨床遺伝専門医H先生のところに診察に行きました。
H先生は、遺伝子疾患の権威の方です。
そこでH先生から言われたことを妻は忘れられないといつも言っています。
「ダウン症児が生まれたのは誰も悪くない」
妻はこの言葉に救われたそうです。
ダウン症児が生まれたのは誰も悪くない。
ダウン症は、ある確率を持って誰にでも起き得ること。
妻は自分を責めていたそうですがH先生の言葉で気が楽になったそうです。 このブログにも書かせていただいていますが、早希ちゃんは私たちにとって宝です。 親ばかですがとても可愛いです。 しかし、世の中の人がみんなダウン症児を肯定的に見ている訳ではありません。 否定的な方もいると思います。 否定的とは、 「嫌い」、「可哀そう」、「周りを不幸にする」、「生まれるべきでない」 といった考え方です。 「嫌い」を「好き」に変えることはなかなかできないことだと思います。 ダウン症児を否定的に見ている方に考えて欲しいこと考えてみてください。
ダウン症児の出産は誰にでも起き得ることです。
もし、自分のところにダウン症児が生まれたらどうでしょうか。
出生前診断で検査するから絶対、生むことはないと考えているかも知れません。
しかし、ダウン症でないにしろ別の障がいを持って生まれる可能性もあります。
自問自答してみてください。
仮に障がい児を授かったとします。
そして自分の目の前に子供を生む前の自分が登場したとします。
子供を生む前の自分から、子供に対して否定的な言葉を言われたら、否定的な態度を取られたらどう思うでしょうか?
嫌な思いはしないでしょうか?
実は自分がされたら嫌なことを他人にしていないでしょうか?
もし、そうならばそれは間違った行動ではないでしょうか。
世の中、様々な考え方の人があります。 十人十色で考え方の違いはあるものです。 しかし、確かなことは、 人からされて嫌なことは、他人にしてはいけない ことです。 これは間違いなく普遍的で誰にとっても正しい考え方です。 そして、これが出来るかどうかでその人の人間としての質が分かります。 ダウン症を否定的に考える方は、「人からされて嫌なことは、他人してはいけないけい」という言葉について考えてみてはどうでしょうか。

