②ダウン症児の特徴

ダウン症児の心臓の異常

ダウン症児の40~50%は、心臓の構造に異常(心奇形)があるそうです。 臓の構造に異常がある先天性心疾患は、まとめると以下のようになります。

目次

1.ダウン症児の心疾患の種類

 
区分 特徴 疾患
非チアノーゼ性心疾患 顔色は悪くない 最も多いのは、①房室中隔欠損症です。 その他には以下のものがあります。 ②心室中隔欠損症 ③心房中隔二次欠損症 ④動脈管開存症 など
チアノーゼ性心疾患 唇や指先が紫ぼくなる ほとんどは⑤ファロー四徴症です。
※チアノーゼ 皮膚、粘膜の色が青紫であること Author Wapcaplet and Yaddah (translated by Hatsukari715) Source This file was derived from: Diagram of the human heart (cropped).svg
疾患 概要
①房室中隔欠損症 心臓の4つの部屋(左心房・左心室・右心房・右心室)の間を隔てる部分に欠損が生じるものです。 房室中隔欠損症は、手術することは少なくありません。
②心室中隔欠損症 心臓の4つの部屋(左心房・左心室・右心房・右心室)のうち、右心室と左心室の間を隔てる壁(心室中隔)に穴が空いた状態です。
③心房中隔二次欠損症 ②心室中隔欠損症の中で、右心室と左心室の間を隔てる壁(心室中隔)の真ん中である卵円孔の位置に穴があるている状態です。
④動脈管開存症  生まれた後、動脈管が閉鎖しなかったために起きる先天性心疾患です。
⑤ファロー四徴症 四徴とは以下の4つの特徴を意味します。 ・肺動脈狭窄(右室から肺動脈の狭小化) ・心室中隔欠損(右心室と左心室の間 の孔) ・右心室肥大(右心室壁の肥厚) ・大動脈騎乗(本来は左心室から出ているはずの大動脈が右心室と左心室の両方にまたがって出ている状態) 右心室からの静脈血が心室中隔欠損を通じて大動脈に流れ込むために、動脈血中の酸素含量が低下してチアノーゼ(※)を起こします。 ※皮膚、粘膜の色が青紫であること
 

2.検査方法

多くの場合、産後に産婦人科または小児科医師が気づくことが多いようです。 心雑音ははっきりしないことが多いため、全てのダウン症児は、1回は、心エコー検査などで先天性心疾患がないかどうか検査する必要があります。

3.注意する点

ダウン症児の心疾患では、肺血管病変 肺に大量に血液が流れ込む可能性が高い①房室中隔欠損症、②心室中隔欠損症では、気道からの分泌が多くなります。 気道からの分泌が多い状態で気道感染症(※)にかかると呼吸障害となる危険があります。 ※気道がウイルス、マイコプラズマ、細菌などに感染すること このような場合、人混みを避けたり、歯の治療では細菌性心内膜炎の予防することが必要になります。 外科手術は時機を逸しないことも重要です。 参考文献

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