実は、私たち夫婦は喧嘩したことがありません。
このことを言うとよくびっくりされます。
周りを見ると夫婦喧嘩はあるのが当たり前のようです。
夫婦喧嘩はどうして起きるのでしょうか。
「意外にも「夫婦喧嘩の原因はたった3つしかない」と判明」というコラムには、夫婦喧嘩の原因は次の3つであると書かれています。
1.相手を否定する、批判する
2.押しつける、強要する
3.無視する
1.相手を否定する、批判する
例えば、次のようなことを言っていないでしょうか。
- 稼ぎが少ないね
- 子供に向かって「パパ(ママ)のようになってはだめだよ」と言う(間接的に批判)
- こんなこともできないの?
- 何やってもだめ
- だらしないんだから
- 役たたず
- 違うでしょ?(言ってことを否定する)
- 頭悪いんじゃないの?(バカじゃないの?)
- こんな人と結婚するんじゃなかった
一つ一つの言葉は大したことがなくても、毎日、このようなことを言われ続けるとストレスが蓄積していき、許容限界を超えたところで爆発してしまいます。
でも言った方は何で爆発したのか分からないでしょう。
許容量を超える直前のトリガーとなった言動自体は大したことがないと思うからです。
しかし、実は過去からの言動から受けたストレスの蓄積に加えて、たまたまトリガーとなった言動で許容量を超えてしまっただけなのです。
2.押し付ける、強要する
例えば、次のようなことを言っていないでしょうか。
- その趣味やめなさい。(人の趣味を否定する)
- ちゃんとゴミくらい出してきて
- 私が言っていることちゃんと聞いている?
- 私が言った通りにやりなさい
自分の考えていることが正しいという思いが強すぎると上記のようになります。
私が考えていることは正しいという思いが強いと、自分の考え方に合わないことは全て間違っていることのように考えてしまいます。
世の中の様々な事柄においては、学校のテストのように正解は一つではありません。
正解は複数あることの方が多いと思います。
私の考え方も正しいかもしれないが、相手の考え方も正しいかも知れないといった心の器を大きくすることが大切です。
3.無視する
例えば、次のような態度を取っていないでしょうか。
- 相手が話をしているとき、そっぽを向く
- 生返事をする
相手を無視した態度ですが、実は言葉では言わないだけで「1.相手を否定する、批判する」しています。
4.否定から肯定へ
ほとんどの場合、喧嘩は、上記の3つの原因ではないでしょうか。
対処方法は、実は簡単なことです。
否定的な言葉、態度を肯定的な言葉、態度に変えることです。
「パパ(ママ)のようになってはだめだよ」から「パパ(ママ)がいるから生活ができているだよ」のように。
言葉を言う前に、その言葉を否定から肯定的な言葉に変えるとかなり違うと思います。
これは夫婦だけでなく、人間関係全般に効果があります。
冒頭で「私たち夫婦は喧嘩したことがありません」と書きましたが、考えてみると上記の3つの原因に該当することがほとんどありません。
参考文献