以下の記事により、2018年1月1日から2月3日にかけて小学校就学に関するアンケートを実施した結果について分析して見ました。
ネット上で就学に関するデータ分析した結果を探してみましたが、詳しく分析したものはありませんでした。
そういう意味で非常に貴重なデータであると思います。
なおサンプルデータは、115人分となります。
目次
1.就学前後による就学先の変化
小学校就学前は(小学校普通級、小学校特別支援級、特別支援学校)のうちどこを希望しているか、小学校就学後は、(小学校普通級、小学校特別支援級、特別支援学校)のどこに就学したかを分析して見ました。
分析結果
就学前では、小学校普通級を希望する方が約30%いますが就学後は13%に減少しています。
これは、小学校普通級には希望通りに入れない可能性を示しています。
2.普通級に入れる理由
ダウン症児をどのような理由で小学校普通級に通わせたいか分析して見ました。
分析結果
小学校の普通級に入れたい理由としては、「健常児とのふれあい」が65%と最も多い割合を示していました。
3.普通級にいれるべきかどうか
お子さんがダウン症を(持っている、持っていない)によって小学校普通級受け入れに変化があるかどうか分析して見ました。
分析結果
お子さんがダウン症を持っている場合の方が小学校普通級に入れても良い割合は大きく、お子さんがダウン症を持っていない場合は、受け入れに疑問がある割合が大きくなっています。
お子さんがダウン症を持っているかどうかで小学校普通級受け入れに関する意識の差が大きくなっています。
4.普通級に入れるべきでない理由
小学校普通級の受け入れに疑問がある方において、お子さんがダウン症を(持っている、持っていない)によって受け入れ疑問の理由の変化について分析して見ました
分析結果
お子さんがダウン症を持っている場合は、サポート体制が不十分であることから普通級に入れることについて疑問に考えている方が多いようです。
お子さんがダウン症を持っていない場合は、他の児童の勉強が遅れる可能性があることから普通級に入れることについて疑問に考えている方が若干多いようです。
ここでもお子さんがダウン症を持っているかどうかで小学校普通級受け入れに関する意識の差が大きくなっています。
5.インクルージョン教育認知による普通級就学の変化
インクルージョン教育を(知っている、知らない)によって小学校普通級受け入れに対する考え方の変化があるかどうか分析して見ました。
分析結果
インクルージョン教育を知っている方の方がダウン症児を小学校普通級に受け入れても良い割合が多くなっています。
6.普通級とそれ以外とインクルージョン教育認知の関係
小学校普通級とそれ以外(特別支援級、特別支援学校)によってインクルージョン教育の認知の割合について分析してみました。
分析結果
小学校の普通級を選んだ方の方がインクルージョン教育を知っている割合が大きくなっています。
※本データを使用する場合について
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